
今までもWeb Galleryのフラッシュ映像で公開していた旧ユーゴスラビア
とアフガニスタンの写真を、写真展用にパネルにいたしました。
イラク戦争の写真と合わせれば、冷戦終了後の戦争を示す展示として
ご利用いただけます。また、国ごとに単独でのご利用も承ります。
写真展「戦禍の中の子どもたち」
東西冷戦の終結。
多くの人々はそれを平和への希望を持って迎えた。
しかし、それまでイデオロギーで支配されてきた国々では、民族間の紛争が表面化。そこに大国が介入し紛争はこじれていった。
さまざまな民族が共存していた旧ユーゴスラビアでは、90年代、ボスニア紛争やコソボ紛争が勃発。それらを調停するという名目でアメリカを中心とするNATO軍は空爆を行う。
2001年9月11日、アメリカへの同時多発テロにより、アメリカは「テロとの戦い」と称してアフガニスタンを攻撃。さらに、2003年には、イラクに侵攻する。しかし、攻撃の理由となった大量破壊兵器は見つからず、いまだにイラク攻撃の真の目的は明らかになっていない。
私たちはこれらの戦争の下にいつも罪もない人々がいたことを忘れてはならない。住む家を失い、学校を失い、大切な家族を失った人々がいることを。
そして何の意味もなく死ななければならなかった人々がいることを。
この写真展が戦争の愚かさを知っていただく一助になれば幸いである。
森住 卓
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