「イラク湾岸戦争・イラク戦争の子どもたち写真展」
山形県最上郡戸沢村
(2004年4月15日〜23日)
アンケート
❐“戦争”は惨いです。何も生まれません。人間の知恵をもっとよい方向に使えないものか・・・。人間はこんなに愚かになってしまったのでしょうか・・・。(30代)
❐イラクでこんな事があるのだと思いました。どれも悲しい写真ばかりでした。戦争なんかやめてほしいです。いろいろな人がいろいろな障害を持っていました。もし僕がイラクに住んでいたらあんなふうに障害をもっていたかもしれません。(10代)
❐イラクの子がこんなにひどい病気にかかっているなんて知らなかったです。日本はぜいたくですね。(10代)
❐私はこの写真を見て、かなりの衝撃を受けました。私達と同じくらいの年と見られる人達が骨まで見えそうなくらい痩せ、たくさんの傷を負っていました。人の命は全部平等のはずなのにおかしいと思います。イラク戦争をして正解だったのかと考えさせられる写真でした。(10代)
❐僕はこんな戦争をやめてほしいです。僕と同じくらいの子供達なのに生活は僕達の方がこんなに楽なのに・・。なぜイラクの子供達が犠牲にならなくてはならないのですか?戦争がなくなれば平和になると思います。(10代)
❐もし日本の国が、親が、兄弟姉妹がこのような姿になりました場合、どんなにか一生苦しい思いがいたします。一生忘れられません。(60代)
❐私はこのイラク写真を見て、イラクの子供達は、この環境の中でイキイキしたような笑顔ですごいなあと思いました。私達はイラクの人達の病気や白血病が薬がなくて助からないケースがあって不公平だなと思い、それで亡くなっていく人がとてもかわいそうで残念に思いました。(10代)
❐テレビでは見ているのですが、写真を見て身が震える思いがしました。見てよかったです。(40代)
❐イラクでの戦争は昔ではなく今あること。被害にあった人達も、今そうなっているのにすごいショックを受けました。環境のせいで病気で産まれてくる子もいて、私達とは別世界にいるんだと悲しく感じました。戦争よりも平和を大事にしてほしいと思います。(10代)
❐写真を見てすごかったのは、学校とか全部壊れていたり、ミサイルが落ちた跡があったり、産まれてすぐ亡くなることです。こんな所があるとは知りませんでした。(10代)
❐イラクには、まともに勉強ができない子供がたくさんいて、私達はとても恵まれていることを知りました。私は勉強がいやだと思っていますが、この子供たちと比べるとやはり恵まれているので、イラクの子供たちも勉強ができて、病院にも行けるようにしてあげたいと思いました。(10代)
❐私達は、いつも幸せなのだと思い知らされました。全ての写真から考えさせられることがあり、命の儚さが伝わってきました。ある1枚の写真の子は無脳症で、とてもじっと見られない姿でした。目をそらしてはいけないとわかっていても、目を背けてしまう、こんな自分がいやです。誰がこんな世界にしたのでしょう。なぜ戦争をするのでしょう。米軍の兵士にも家族がいるはずなのに、人を殺して平気なのでしょうか。私は人は時に暖かくもあり、急に怖くなるもなる生き物で、とてもおそろしいと思いました。一刻も早く平和になってほしいです。(10代)
❐イラク戦争があったことなど昔のことのように思っていたが、イラク戦争は終わっても、そこに生きている人達は劣化ウランと戦い続けなければいけないのだと知りました。写真を見て衝撃を受け、怒りが込み上げた。川で洗われたイエローケーキの入ったドラム缶。いかに遠く離れた場所であっても、地球上で起きていること。いずれ地球上の生物をも破壊していくであろう。人間は愚かだ。この写真を多くの人間に見てほしい。(20代)
❐言葉に表しようがありません。私たち親達がアメリカの占領を支援して自衛隊をイラクに派兵し、占領することを許してしまったことを残念に思う。教育基本法にいう正しい「政治教育」として、若者に広くこの写真を見せて欲しく存知ます。戦争と侵略を許さない「未来の大人」を育ててください。(50代)
❐私は一番に自分の息子達にも見せたかったなと思いました。どんな理由をつけても戦争は悪魔の所業と思います。(40代)
❐メディアから流れてくるいろいろな話題は、あくまでも“対岸の火”という感じがしています。でも現に今、子供たちが戦禍の中で生きているという事実を、この写真から痛切に訴えられたような気がします。劣悪な状況の中でも輝いた笑顔でいられる子供たちの強さ、あどけなさが胸に残りました。自分に今できることを考えさせられました。写真に写っている人達が行き続けられるようにと願うばかりです。(30代)
❐戦争で得るものなど何もない事を世界に教えて下さい。対話こそが未来につなげる方法だという事を世界に伝えたい。(40代)
❐戦争においては、ともすれば情報が一方的になりがちですが、日本人ジャーナリストやカメラマンの命がけの報道で現実をありのまま知ることができます。子供たちの苦しみを取り除くために何ができるだろうか?(40代)