◆写真展の報告◆東京都町田市(2004年11/7、8、12) 塚平さんより

 

守ろう!輝かせよう!いまこそ憲法9条

        「憲法フェステバル」開く

 「憲法守ろう!金森の会」では、11月7日、金森第5都営住宅集会所で、“守ろう!輝かせよう!いまこそ憲法9条”「憲法フェステバル」をひらきました。内容は、森住卓氏の写真展「イラク戦争―惨禍と核汚染の中で」をはじめ、俳画、絵手紙、書、俳句の展示・即売会、歌と楽器演奏、参加者の「守ろう9条!私もひとこと」発言など多彩。また会場の外では、会員の農園で取れた野菜で芋煮会も行なわれ、都営団地を中心に80人余が参加し、みんなで楽しく、肩ひじ張らずに、全有権者を対象に壁を作らずに憲法守る運動を広めていこうと話しあいました。

 アメリカの残虐なファルージャ攻撃が開始された中でのイラク戦争を告発した写真展は関心が強く、見た人たちは、「子どもたちが可愛そう」「早く平和になって欲しい」と感想を語り、用意した募金箱に募金していく人が目立ちました。アトラクションでは、ボランティア出演してくれた鍼灸院の院長さんのアコーディオンで、世田谷の吉田啓子さん作詞・作曲の「ピース九条」のうたなどを、みんなで合唱しました。

 「私もひとこと」発言では、「憲法を守ろうという会を作ってくれてありがとう。平和は大好き!」と、自らの戦争体験を語った元自民党代議士の婦人後援会幹部だったWさん、元中学女教師のYさんが、日の丸・君が代、教科書問題、和光大学生が青年と憲法問題、弁護士さんらが憲法運動の進め方などについてそれぞれ発言しました。

「金森の会」では、「憲法フェステバル」を地域に宣伝するために、会のニユース、チラシなど数千枚を全戸配布し、市長を始め、地元に関係するすべての党派の地方議員に招待状を送りました。参加したのは、民主党の都議と共産党市議の2人でしたが、地域住民に思想信条の違いを超え憲法を守ろうと言う1点で運動している会の姿を鮮明にすることが出来ました。「イラク戦争」写真展には、金森在住で福田篤泰元防衛庁長官、郵政大臣の首席秘書官だったという人も来られ、感想を語っていました。

 また、このフェステバルには、俳画、俳句のサークルの先生、書家などが多くの作品を出展し、即売に協力してくれたのを始め、看板作り、展示の設営、楽器演奏など、それぞれの特技を生かして自発的に積極的に協力、憲法を守る運動を盛上げてくれたのが大きな特徴です。

 なお、森住卓写真展は、8日に町田市民ホールで行なわれた「9条の会」事務局長小森陽一さんの講演会会場で展示したほか、12日には、南センターでも行なわれました。     

 

2004年11月14日       東京・町田市金森820−7−305

                      憲法守ろう!金森の会」事務局長

                               塚平 広志