初めてのカイナール村
小高い丘に上ると、村の全景が見渡せた。この村は実験場の端からわずか5キロの地点にある。 地上・空中・地下実験区域からも数十キロしか離れていない。核実験のたびに、放射性ガスが風に乗って 人口3,800人の村を谷づたいに襲ったのだ。
吹雪が収まった夕方、共同井戸で水汲みをするのが子どもたちの日課になっている。(1999年2月)