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レバノン 2006/8


レバノン入国

 8月25日早朝2時半にダマスカス到着。難なく入国手続きを終え、タクシーで市内のホテルにチェックイン。 4時間の休憩後、ホテルの近くのタクシー乗り場でベイルートまで80ドル、ちょっと高めのタクシーで出発。 よく晴れ渡り、腕時計の温度計は34度を超えていたが、湿度は低く高原のさわやかな風が心地よい。 わずか、30分ほどでシリア出国手続きの事務所に到着。 すぐにレバノンの入国手続きで思っていたより簡単にレバノン入国。 ベカー高原を越えて、地中海側に到着途中いくつかの橋や道路、工場などが空爆で破壊されていた。

途中のハイウエーには「the DIVINE VICTORY」と書かれた大きなヒズボラのスローガンがあちこちに掲げられていた。

イスラエルの空爆で地中海・海洋汚染

イスラエル軍は7月13日と15日、ジェイに火力発電所の燃料タンクを爆撃した。流出した燃料は1万トンから3万5千トン。 その多くが海に流れ出し、レバノンの海岸線を汚染した。また、沈没した艦船からの燃料流出も起こった。 重油が漂着した観光リゾート地は客足も遠のき閑散としている。観光立国レバノンは夏の観光客が激減して大きな打撃を受けた。 漁民はイスラエルの海上封鎖制裁によって漁が出来なくなった上に、重油の汚染で2重の打撃を被った。

●ジェイニ火力発電所

ジェイニ火力発電所1 ジェイニ火力発電所2
爆撃で火災を起こしたベイルート南部ジェイニ火力発電所の燃料タンク
(2006年8月27日)

●海水浴場

海水浴場1 海水浴場2
ベイルートの海水浴場。シーズンにもかかわらず、閑散としていた。砂浜には重油がべったり流れ着いていた。

●漁港

漁港1 漁港2
漁港3 漁港4
入り江漁港に溜まった重油。漁船も重油まみれになってしまった。

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