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3月3日(バグダッドのカディミーヤモスク) |
午後カディミーヤモスクの近くに行った。
門前町のような市場はいつもの賑わいを取り戻し、多くのイラン人たちも巡礼に来ていた。
お祈りの途中で、あの惨事を思い出したのか突然泣き出す男の人もいる。
商店街で衣料品を売っていた男の人は
「あれはイラクを分断する為のアメリカの仕業だ。アメリカがアルカイダにやらせたのだ。
スンニ派とシーア派の分断を図ってもイラク人は一つだ。
イラク再建に必要なことはイラク人のまとまりだ」と今度の事件を見ていた。 シーア派のカディミーヤモスクとチグリス川を挟んで、反対の東側にはスンニ派の最大のモスク、アディミーヤモスクがある。 モスクの前でジュースを売っていたリヤド(41)さんは「この事件は大変悲しい。 イスラエルの秘密警察・モサドとアメリカがイラクのシーア派とスンニの対立を煽り、 分裂させるためやったのだ」と言った。 イラク人は一つだという言い方はサダム時代に確立されたようだ。 実際サダムは宗教対立を政治に持ち込むことを避ける為に、政治と宗教を分離した。 「イラクはシーア派もスンニ派も一つだ」と今イラク人たちは思っている。 「サダムの政治で良かったことと言えばスンニもシーアもキリスト教徒もイラク人だ、 と言う考えを作ったことだ」と私のガイドのヤヒヤさんがいった。 |
日本時間 3/4 17:20着信 |
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